フランチャイズによる初めての開業

フランチャイズビジネスは、加盟前の開業ノウハウの習得と本部選択の段階で5割以上の成功、失敗が決ると云われます

フランチャイズ白いたいやきで開業したその後

 昨年夏以降、フランチャイズで人気になっているのが「白いたいやき」です。たいやきの餡と言えば小豆色と相場は決まっています。その常識を覆す白餡で話題になっていますが、そろそろ先行して開業した店舗は1年近く経ちます。

 全国の情報を集めているわけではありませんが、フランチャイズマニュアルなどを通じて、このビジネスに関心のある人の情報を集計してみました。やはり地域にもよりますが、半年くらいで人気は下降線を描くようです。

 開業当初は一日1千個以上も売れた店が、3ヵ月、半年と時間が経つにしたがって5百個、3百個と落ちています。ただ、出店場所によっては、けっこう頑張っている店もあります。

 一つは、やはり繁華街です。人通りの多い場所に開業しますと、それなりにお客さんは途切れることなく買っていくようです。ただ、店舗の家賃が高そうですから、経営的には厳しいと思われます。

 もう一つ隠れた人気店は、高校や専門学校など若い女性の通る道路に面した店舗は、学校があるときはお客さんが集まっています。開業前にしっかりマーケティングをしているか、単に空き店舗があるから出店するか、この違いが後々大きな違いになって現れます。
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幻のフランチャイズが募集再開

 幻のフランチャイズとは、ホットランドが運営する「築地銀だこ」です。ホットランドでは、この3年ほどは銀だこの加盟店募集を行っていませんでした。事業の多角化を目指して、薄皮たい焼の「銀のあん」、下町焼きそばの「銀ちゃん」、やきとりの「ほっと屋」、てんぷら専門店の「日本橋 からり」の展開に力を入れるためです。

 このほど、東京・銀座に人材研修施設を開設して、従業員やフランチャイズオーナーの調理、接客技術の向上を図ると共に、これまで停止していた銀だこの加盟店募集を再開します。

 銀だこは営業を始めて10年ですが、フランチャイズの加盟が難しいことで有名です。新たに募集するエリア権を、既存の加盟店や従業員が独立する際に取得するケースが多く、外部から新規に加盟することは難しいとされてきました。

 今回、再開するのは、多分新たに立ち上げたブランドのフランチャイズ展開が、計画よりも加盟店が増えないため、仕方なく切り札の銀だこを募集することになった気配が濃厚です。ホットランドと言えども、現在の不況では売上げが頭打ちになっているようです。

 とはいえ「築地銀だこ」ですから、フランチャイズ業界にとっては、指標となるような会社です。再び加盟店を増やしていくのか、とても関心の高いところです。

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似ていて違うフランチャイズと代理店

 フランチャイズに加盟することで開業を考えている人は、40、50代の中高年を中心に大勢います。最近は、勤め先の会社が希望退職者を募っていたり、老後の備えを考えて何か事業を始めようとするとき、フランチャイズはとても力になるビジネスです。

 そんなフランチャイズ本部を探しているときに目につくのが、加盟金も安く、ロイヤルティが掛からなかったりする代理店です。心理的に、加盟金が200万や300万円もする中に30万や50万円とありますと、砂漠でオアシスに出会ったような心境になるようです。ふらふらっと代理店に加盟などすると、ほとんどの人は代理店登録をしているだけで、実際のビジネスにまでたどり着ける人はほとんどいません。

 フランチャイズが販売ノウハウから、店員の教育まで面倒を見てくれるのに対して、代理店の場合加盟店が受注した商品を送ってくれるだけです。基本的に代理店ビジネスは、従来から抱えている加盟店の顧客に、新たに代理店契約した商品やサービスを営業することが目的です。

 初めてフランチャイズで開業しようとする人が、いきなりの代理店では荷が重過ぎます。ほとんどビジネスにならないのが現実です。また、代理店を募集している会社の中には、そんな加盟店の無知を承知で加盟を勧める会社さえあります。販売している商品やサービスの中には、問題のあるケースと時々あります。代理店としての加盟は、あまりお勧めできません。

 
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不可解なジー・コミュニケーションのオーナー交代

 ジー・コミュニケーションの稲吉正樹会長と言いますと、駅前留学で知られた英会話のNOVAが経営破たんしたときに、事業を引き継ぎ200教室近くを再開したことで有名になりました。

 事業のスタートは、学生時代から行っていた学習塾で、ITTO個別指導学院はフランチャイズとして1000教室近くを運営しています。またM&A(企業合併と買収)に積極的で、NOVAのほかにも焼肉屋さかいや江戸沢のちゃんこ鍋、とりあえず吾平、小樽食堂など業界でも有名な経営者です。

 今が旬の経営者 稲吉会長ですが、このほどジー・コミュの株式の半数近くを、飲食店の開業支援を行うコンサルタント業のフーディーズに売却しました。04年に設立したばかりのフーディーズが、ジー・コミュの株式の約51%を押さえています。

 今回の稲吉会長の自社株売却については、不可解な目で見られています。稲吉会長は、他の熱血的なフランチャイズ本部の経営者と違って、冷静な人ですし、これまでも経営的な失敗はあまり犯していません。

 わたしの推測は、買収した焼肉屋さかい、グローバルアクト、ジーテイストなど各社の経営があまりに悪く、手に負えなくなって飲食店コンサルタントに経営を委ねたのではないかと思っています。それにしても、フランチャイズを中心に現在2146店もの店舗を抱える会社です。加盟店にとっても、影響は小さくありません。
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危ないフランチャイズを見分けるには

 「2005年 市場規模約5兆円。 毎年2ケタ成長の市場 それが調剤薬局の市場です」 この見出しは、2005年4月号アントレの表紙裏の見開き2面広告を打ったLAGOLLA の広告です。ラゴラの名称よりも、「調剤薬局 薬のビンセント」の方が分かりやすいかも知れません。

 薬剤士資格がなくても調剤薬局の経営ができますのPR文句で、03年から05年にかけ3千万から4千万円の資金が用意できる50、60代のフランチャイズ加盟希望者から、数億円を騙し取った本部です。

 このような危ないフランチャイズ本部の宣伝文に共通しているのは、見出しの市場規模約5兆円のように、自社の事業内容のPRよりも業界のPRを前面に大きく出すことです。加盟を考える人なら事前に業界のことなど、予習済みと思いますが、説明会などでも延々と業界PRを繰り返します。

 このような本部は危険な本部と思ってよさそうです。立派な経営をしている本部は、不況業種のなかでも利益を上げています。通常「ミラー効果」と言いまして、業界の好景気を見せることで、自分の会社も好調のように見せようとする心理学の手法です。業界の話ばかりする本部は、警戒することです。

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カテゴリ: フランチャイズ